株式を相続した場合について

相続は被相続人の財産すべてをその対象とします。そのため、株式もその対象となります。もっとも、株式の場合にはほかの財産とは異なる性質が存在します。そのため、株式を相続した場合の特殊性について以下説明します。まず、株式が譲渡制限付き株式である場合には、株主個人の人的性質に基づいて株式が株式会社から付与されるとみなされます。そのため、この場合には相続人がその株式を承継する場合には株式会社に対してその承認を得なければなりません。そして、その承認が得られない場合には、株式会社に対して適正価格で当該株式を買い取るように請求することになります。これに対してそれ以外の株式の場合には特に株式会社の承認を要することなく承継がなされますが、相続によって株式が相続人の共同所有となるので、相続人は株式会社に対して権利を行使するものが誰であるのかを協議により決定し通知しなければ株主としての権利を行使することができません。

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